好きなことに時間を割けていますか? ~話題書『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』から考える~

こころと向き合う

三宅香帆さんの『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読みました!

1994年生まれの筆者(aoと同い年!)が、働くことで読書の時間が減る理由とその対策について探る本です。

社会人の方は特に、仕事や家庭に忙しくて、「学生時代に大好きだった読書や音楽と疎遠になってしまった…」という方も少なくないはず。

現代人と読書の関係性から、働き方改革を考えてみませんか?

本の内容

仕事があなたの全てじゃない

私自身、社会人になってからは、学生時代のように趣味を楽しむ余裕が全くない時期がありました。休日でさえも仕事のことで頭がいっぱいです。人間関係でしんどくなって、休日はずっとベットの上で無になっていることもザラでした。

しかし、適応障害で正社員を退職してからは「社畜精神」を辞めました!!!著者三宅さんの言う「全身全霊で働く」というやつですね。

3回目の正社員を退職後、非正規になってからは、とにかく自分と向き合う時間を作りました。大好きなバンドのライブも10年近くぶりに行きました。映画やドラマ鑑賞、読書も出来ています。カフェ巡りや一人旅にも行くように!

すると、止まっていた時間が動き出したかのように、たくさんの感性が生まれてくるし、色んな作品や景色から生きる元気をもらえるんですよね。趣味が繋がって新たな友達が出来たこともありました。

20代は資格取得や仕事でいっぱいいっぱいで、それは人生経験にはなりましたけど、人間としての彩りのある生活をしていたかというと……うーんって感じです。

好きなことに時間を割けていますか?

三宅さんの言う「半身で働く」って今の私みたいなことなんだなと思います。

勤務時間でそこそこ仕事を頑張って残業はしない!休憩時間や飲み会で余計なエネルギーは使うくらいなら、ぼっち飯上等!職場に人ともLINEやSNSで繋がらない!

もう色々割り切って捨ててしまえば、趣味に費やすエネルギーも残っています。

半身で働く余裕がない仕事に固執する必要はないと思います。本当に全身全霊で働きたい人はかっこいいと思うけど、自分にはそんな働き方は合わないので諦めます。

正直、30年少々生きてきて、今が一番楽しいです。社会人10年弱やってきて、やっと仕事とプライベートの線引きが上手くいくようになってきました。

日常生活のカラフルな刺激を最大限の感受性で受け取れるように、休むときはしっかり休むことを徹底して生きていきます。

これは今後の自分への警告でもあります。(これまでメンタルダウンを繰り返してきたので)

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』は、働きながらも読書を楽しむためのヒントを提供してくれます。興味があれば、ぜひ読んでみてくださいね。

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